通称「タテマチ」と呼ばれる竪町商店街は、「北陸No.1のファッションストリート」。多彩なショップ がそれぞれセンスを発揮しており、ストリートの個性を形作っています。商店街は約430メートルにわたって一直線に延びている通りで、毎日、正午から夜7時までホコ天となることが大きな特徴です。ストリートの両側には、大型ファッションビルを含む約150店のショップが軒を連ねており、そのジャンルは、アパレル関係のお店を中心に、コスメショップ、美容室、雑貨店、ジュエリーショップ、ブライダル関連、呉服店、カフェなどさまざま。 休日になると、県内はもちろん、近隣の県からもたくさんの人たちが集まり、若者だけでなく家族連れの姿も多く見られます。イベントの実施も多く、近年は学生や若者とタッグを組んだ企画を展開しています。2017年(平成29年)春には、ホテルや外国人旅行者向けのドミトリーの宿泊施設、金沢文化服装学院タテマチまちなか新校舎など新しい施設も誕生します。
全国が注目、時代を先取りした商店街
竪町は、加賀藩3代藩主・前田利常の時代から既にその街並みが形成されていました。1632年(寛永9年)には、灯油と酒を扱うお店が開店。 これが竪町最初の店舗と言われています。1963年(昭和38年)には、竪町商店街振興組合が誕生。その後、大型店やファッションビルが相次ぎ開 館。昭和60年代には街路改造事業が完成しました。平成に入ると、タテマチモール化整備事業(2回目)を終え、タテマチドットコムのスタート、多目的街頭カメラ「【ti:】’s Eye 」の設置など、時代を先取りした事業で全国から注目を集めました。2005年(平成17年)には、「歩けるまちづくり協定」を金沢市と締結し、午後の歩行者天国の全日実施を実現させました。2015年(平成27年)には、竪町商店街コミュニティ整備事業で街路灯等の新設、防犯カメラの更新を行い、来街者が安全安心で快適に回遊できるストリートを形成し、現在の景観に。近年は、SNSを活用した販促事業にも取り組んでいます。
広場の積極活用でにぎわい創出
ストリート南端にある竪町広場は、若者や家族連れが憩う場所。竪町商店街振興組合では、広場を積極活用したイベントを展開しており、冬には北陸最大級のイルミネーションツリーを設置してにぎわいを創出しています。今後もアートや音楽・スポーツ・食など多彩なイベント実施を検討しています。